blog

D’Live 2019

聴覚障がい者がつくる日本最大級の手話ライブ、「D’Live」にデフ(聴覚障がいの方のこと)モデルで手話パフォーマーの友人にゃんこちゃんに誘っていただき、ダンサーとして私も出演してきました!!

D’Liveはコヤマドライビングスクールのプロデュースによる、聴覚障がいの方を中心としたパフォーマンスライブです。実はチケットが毎年完売になるほどの人気イベントで、健聴者にこそ見て欲しいイベントです。

手話で歌う手話歌や、ジャズやヒップホップなどのダンスと手話を織り交ぜた手話ダンスなどの作品を、オーディションをくぐり抜けたチームがそれぞれ表現し、ライブを作ります。

チームやソロ色々なのですが、全ての演目に1人以上のデフの方がいることが出場条件です。

昨年はにゃんちゃんの作品を振り付け者として協力しましたが、なんと今回は振り付け兼共演!

こういうイベント系の舞台に立つ機会がめっきりなくなっていたので、かなり久々の舞台!!

私たちはレディース3人チームで「僕の欲しかったもの」の手話ショーダンスで出演しました。ルンバテイストの振り付けを中心にして他のチームと違う味で踊ってみたのですが、なかなかご好評いただき嬉しい限り💕

他の人の作品も勉強のために見たのですが、いくつかの作品や手話歌は涙が止まらないくらい感動的で刺激的でした。

耳が聞こえないのにどうやってダンスするの?とか、どうやって歌うの?と思う方がいるかもしれませんが、音楽を聴いて身体表現をするだけがダンスではない、声を出して歌うことだけが歌じゃないということが、DLIVEを見ると分かると思います。

ろう者の方にとって、手話は音楽にもなり、ダンスにもなり、歌にもなる。

そしてそれは、私達ダンサーにとっても学びある表現だったと思います。

五感のうち、全てが備わってる人もいればそうでない人もいて、途中からそうで無くなる人もいると思います。

当然世の中は需要の多いものや分野の方がより早く発展していくし、それは経済事情やそれぞれの生活を考えれば仕方のないことだとは思います。文句や不満を言ってもその加速は止まらない。。でも、少しでも想像力を働かせ、自分のいつも見ている世界以外に目を向け、耳を傾け、自分のエネルギーを使うことが大切ではないかと思います。少しの思いやりでお互いの世界が広がることは楽しいことです^_^そして、本当に改善しなくてはならないことや困っていることは、そういう世界にこそたくさんあると思います。

このDLIVEも、とても素晴らしかったし、出演者として私も参加できて嬉しく思いました💓来年もっと良いものを作りたいなーと思ったので、もし来年も出演することになった暁にはぜひ多くの方に見に来てほしいです🎶

ダンスでやれる福祉活動、教育活動、社会貢献。山ほどあるものですね。

みに来てくださった皆さまありがとうございました💓

ikumi

About ikumi