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社交ダンス学校教育プログラム

こんにちは♫

プロダンサー兼社交ダンス講師、肢体不自由運動講師の熊井郁美です!

先日、ついに念願叶って💕

葛飾区の中学校の特別授業講師として社交ダンスの指導に行って参りましたー!公立中学校で社交ダンスの授業ができるなんて、本当にありがたい。

普通中学校での体育の授業7年ぶりくらい。腕がなりました\(^o^)/

今回お話を頂いたのは、各学校にある「特色ある教育」の枠で、学校独自の取り組みとして「社交ダンス」をやって欲しい、というご依頼でした。

社交ダンスはあらゆる面から教育的なダンス指導ができるという想いがあったので、ついに温めてきたものを発揮できる!と、めちゃ嬉しかったです❤️❤️

教員をやめてから、実際に中学校で社交ダンスの指導にあたるのは初なので、内容はいたってシンプルにしました♫

①社交ダンスの種目紹介(観賞)

②ペアダンスの体験(実践、活動)

③発表と鑑賞(まとめ)

です!

何をやるかということも大切ですが、私はその授業にどれだけ熱い想い(伝えたいことやねらい)があり、指導する側がそれがどれだけ明確か、ということが1番大切だと思っています。

教員時代は、その中でもめちゃくちゃ素晴らしい授業をする先生から沢山勉強させてもらい、巡り巡って今の自分があります。

私が今回繰り返し生徒たちへ伝えた言葉は、男女で組んで踊る社交ダンスは思いやりとマナーが1番大切だよ、ということ。

鑑賞するときも、相手の手を取る瞬間も、ステップを踏む時も、恥ずかしさや違和感を乗り越えて、互いの相違を理解し思いやりを持とう!と言うことです。

今回の中学生はとても素直で気持ちの良い子供たちが多く、こちらの言葉の意味を心で受け止めて取り組んでくれたと思います。

どの子たちも誰とでも手を取り、恥ずかしさを乗り越えてしっかり発表まですることができました!!

私にとっても、なんだか感動的な1日でした^ ^

こちら生徒の皆さんが踊る様子です!

手を取り踊るということが、中学生にとって恥ずかしくないわけありません。緊張もするだろうし、中には手を繋ぐのに抵抗がある相手もいるかもしれません。でも、手を取り合うこと、一緒に踊ることで、自分の意識も狭い視野も少しだけ変わることを、体験してほしかった。そして、実際に取り組んだ生徒の皆さんはどんどん顔が明るくなっていったように感じました。

どんな授業もやり方次第、言葉一つで子供たちの様子は全然変わります。

男女のふれあいや刺激を避けがちだったり、性教育に対して消極的だったりする考えが強めの日本の中学校に、社交ダンスは良い意味で経験を積み、性差への理解を深められるのではと思っています。

男女で手を取り合うことも、異性を気遣うことも、経験なくしては絶対にできません。本で読む知識では、自然に手をとり、エスコートしたりされたりすることは上手くなりません。

全部全部経験です。

そんな想いが、ダンサーとしての立場で子供達に発信できた1日でした。指導してる側は、1時間目から5時間目までぶっ続けで授業だったので、終わってからみんなぐったりでしたが、充実の楽しい1日でした!

また別の学校でもそんな機会があるといいなぁと思います❤️

今回授業のお手伝いをしてくれ一緒に指導を手伝ってくれた、リーダーの慎太郎先生、アルバロ先生、鶴見先生、加藤先生に本当に感謝!

最後に。

社交ダンスを授業に取り入れたいなどのご相談、特別授業考えている学校様や先生方がいらっしゃいましたら、問い合わせフォームからいつでもご連絡くださいませ♫

先生方、生徒の皆様、素敵な時間をありがとうございましたー❤️

郁美


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